コラム

季節のコラム

■災害時について■
ここ数年、各地で様々な災害が起きています。避難を余儀なくされることも多いです。動物と一緒に避難することが必要になってきています。 そのため日頃からキャリーやケージに慣れさせたり、知らない人が周りにいても大丈夫なようにしていくことが大事になってきます。最近ではいろんな自治体で動物と同行避難が必要という見解になってきています。動物と同行避難の訓練を実施しているところもあります。日ごろからの備えは重要です。
(2017.1)

■湿度と脱水■
冬は湿度が低く乾燥しています。なおかつ部屋の中は暖房によって、より乾燥しがちです。 高齢の動物は冷えの注意も大切ですが、乾燥による脱水も注意する必要があります。 脱水によって体調を崩すこともありますので加湿器を使用する等して、適度な湿度を保つように心がけましょう。
(2016.1)

■てんかん■
てんかんとは大脳の神経細胞の過剰な放電に由来する何度も繰り返す発作です。
突然意識を失って痙攣したり、ふるえおきたりするとてんかんの可能性があります。
通常は2分以内におさまります。何度も繰り返す場合はてんかんの可能性が高く、原因は様々ですので、早めのご来院をおすすめします。
多くのケースでは発作が起きていないときは正常ですので、発作が起きた時動画撮影するとよいでしょう。
(2015.11)

■ フードの管理■
最近は雨の日が多く、湿度が高くなっています。ドライフードは開封後時間の経過とともに酸化し、質が悪くなってきます。3週間くらいを目安に使い切る大きさのものを購入するとよいでしょう。保管場所は涼しく、湿気の少ない場所を選びましょう。
(2015.1)

■ 食の管理■
年末年始は集まって大勢で食事をする機会も増えたりします。そういったときに落ちた食物を食べたり、また盗み食いをされてしまうことがあります。とくに脂質が多いもの(ピザ、ケーキ等)は下痢や嘔吐がおきたり、場合によっては急性膵炎で命にかかわってくることもありますので注意が必要です。
(2015.1)

■デング熱■
人において夏ごろよりデング熱の感染事例が多くみられました。デング熱はウイルスによって引き起こされる病気です。ウイルスをもった蚊が人に吸血することで感染します。犬、猫はウイルスをもった蚊に吸血されても感染したり、感染の拡大にかかわるといった報告はありません。
(2014.10)

■予防接種■
少しづつ暖かさを感じるようになってきました。春 は狂犬病予防の季節です。ドックラン等で「混合ワクチン」と「狂犬病予防注射」を接種をしていないと入場を許可されない場合があります。気をつけなくてはいけないのが 「混合ワクチン」と「狂犬病予防注射」は同時接種ができないという事。「狂犬病予防注射」を接種してから「混合ワクチン」を接種する場合 一週間以上間隔をあける必要があり、また「混合ワクチン」を接種してから「狂犬病予防注射」を接種する場合は一か月以上間隔をあける必要があります。
(2014.3)

■重症熱性血小板減少症■
昨年くらいから ダニがもっているウイルスによって起こる ヒトの重症熱性血小板減少症の発生がみられます。 いま見つかっているのは西日本だけですが、 これから広がる可能性がりあます。 とくに山等ダニが生息する場所に行く場合は ダニ対策が重要です。
(2014.1)

■ドライアイ■
暑かった夏も終わり、秋めいてきました。 皆様いかがお過ごしでしょうか。 涙は眼の表面に潤いを与え、栄養および感染の防御等の役割があります。ドライアイは涙の量が減った状態です。 涙の量が減ると眼球が傷つきやすくなったり、感染をおこしやすくなります。 めやにが増えたらドライアイの可能性があります。 特に眼球の大きな犬種 フレンチブルドック、ボストンテリア、シーズー、チワワ等は かかりやすいので注意が必要です。
(2013.10)

■この冬の病気の傾向■
最近、人においてウイルスによる 重症熱性血小板減少症候群という病気が話題になっています。 これは人がマダニに咬まれることによって マダニが持っているウイルスが人に侵入しておこる病気です。 症状は発熱と血小板減少、消化器症状、白血球減少等で 重症化すると死亡することがあります。 現在人以外の動物での発症の報告はありません。 この病気の対策のひとつに 動物にマダニを感染させないことが大切です。 山や藪等に行く場合はマダニ予防をお勧めします。 予防薬についてはご相談ください。
(2013.6)

■この冬の病気の傾向■
やっと春めいてきましたが、いかがお過ごしですか。 この冬は例年より特に寒かったせいか、 病気が重症化する傾向にありました。 とくに高齢の犬、猫たちにとっては厳しかったと思われます。 関節疾患や膀胱炎、免疫の異常による病気等が 目立って見られました。 まだまだ気候が安定しないので、 少しでも様子がおかしいと感じたら早めの受診をお勧めします。
(2013.3)

■あけましておめでとうございます ■
平穏な年となるようにお祈りしています。 昨年動物の愛護および管理に関する法律が改正されました。 犬猫を販売する際の対面説明義務、現物確認、 幼齢動物の親から引き放す日齢の延長、 夜間動物の展示規制等が改正されました。 まだまだ不十分な内容ではありますが、動物にとっては 良い方向にすすんでいると思います。 動物をあらたに飼育する際はライフスタイル、 住環境等よく考えて一番適した動物を選ぶことが必要です。
(2013.1)

■変形関節症 ■
日中は暖かくても 朝晩は少し寒さを感じるようになってきました。 動物にとっては過ごしやすく快適な季節です。 でも老齢の仔たちには 関節炎が悪化したりすることがあります。 老齢になると関節の軟骨が摩耗し、 少しずつ変形してくることがあります。 特に寒さ等によって影響をうけます。 歩き方がおかしい、散歩にいきたがらない、 歩く速度がゆっくりになった等がありましたら 変形関節炎の可能性があります。 はやめに受診されることをお勧めします。
(2012.10)

■季節の変わり目 ■
雨が突然降ってきたり、雹が降ってきたりと 不安定な気候が続いていますが いかがおすごしでしょうか。 気候のせいだけではありませんが、 下痢や吐き気がある犬、猫たちが増えています。 栄養状態が悪くなければ、少し食事を控えたり 量を調節することは大事です。 また、こまめな温度調節も必要です。 フィラリアの予防の時期になってきていますので まだ始めていない方はお早めにご来院ください。
(2012.6)

■あけましておめでとうございます ■
昨年は大きな災害がありましたが、 今年は何事もなくすごせるようにお祈りいたします。 昨年は震災や各地で自然災害が多発し、 多くの犬、猫たちが行方不明になりましたが、 マイクロチップが装着されていて すみやかに飼い主が判明した例がありました。 災害は突然やってくるものです。 マイクロチップの装着等様々な準備がとても重要です。
(2012.1)

■猫の便秘 ■
3月11日に 東日本大震災、東京電力福島第一原発事故がありました。 被災された方々動物達には改めて お見舞い、お悔やみ申し上げます。 命の大切さ、絆の大切さを感じずにはいられませんでした。 本年もあとわずかですが、平穏に過ごせるように願っています。
(2011.12)

■猫の便秘 ■
犬に比べ猫は便秘になりやすい動物です。 特に10歳以上、水分摂取が少ない、運動をあまりしない 等があると要注意です。 便秘はすぐに生命に危険を及ぼすことはありませんが、 様々な病気を引き起こす可能性もあります。 排便回数が少ない、便をするときに時間がかかる 等ありましたら はやめに受診してください。 食事療法、薬剤等様々な方法があります。
(2011.10)

■災害時の備え ■
今回は災害時の備えについてです。 大事な事のひとつに [ クレートトレーニング(ケージトレーニング) ] があります。 緊急時の移動や避難所で過ごさなくてはいけない時などに ケージで過ごすことに慣れているとストレスの軽減になります。 日頃から少しずつ慣れていくことが重要です。
(2011.6)

■東北地方太平洋沖地震に関しまして ■
謹んで震災のお見舞いを申し上げます。 このたびの「東北地方太平洋沖地震」に際し、 被害に遭われました皆様には、心よりお見舞い申し上げます。 また、多くの尊い命を失われたことに対しまして、 深くお悔やみ申し上げます。 まだ余震が続いておりますが、一つでも多くの命が救われますよう、 また一日も早く被災地の方々の生活が回復に向かわれますよう、 心よりお祈りいたします。
(2011.3)

■新年あいさつ■
昨年、宮崎県で口蹄疫という家畜の伝染病が発生し 大きな被害をもたらしました。 伝染病は一度侵入すると一気に広がることがあります。 狂犬病も伝染病です。現在予防接種率が低下しています。 口蹄疫のようにならないように予防接種をすることが重要です。 今年も元気にすごせるようにお祈りしています。
(2011.1)

■2010年■
振り返ってみると、 冬からいきなり夏になって、夏から一気に冬になった気がします。 急激な気温変化によって体調不良になることが多くみられました。 特に10歳以上の場合、寒い時は早めの保温、 暑い時は部屋の温度/湿度に注意することが重要です。 元気に年末を過ごされることを祈っています。
(2010.12)

■カプノサイトファーガー感染症■
カプニサイトファーガカニモルサス という細菌によっておこる感染症です。 この細菌は犬や猫の口の中に常在する細菌です。 犬や猫にひっかかれたり、咬まれたりすることによって感染します。 咬まれたからといって簡単に感染するわけではありませんが、 咬まれたらすぐによく洗い流し消毒をすることが大切です。 体調不良等がでましたら早めに病院にいくことをお勧めします。
(2010.8)

■暑さ対策■
最近、吐いたり、下痢をしたりといった症状で 来院される動物たちが増えています。 原因のひとつに気温と湿度が考えられます。 高温多湿は犬、猫にとっても不快なものです。 人間のいる場所よりも低い位置に 特に犬の場合はいることが多いので、 人間よりも暑さを感じている事もあります。 部屋の空気の動きを作ったり、 エアコンをいれたり早めに対処することが必要です。
(2010.7)

■今年のノミ■
本年のノミの活動は 例年よりは活動が活発になるのが早そうです。 はやくもノミがついたわんちゃんが来院されました。 よく草むらや野原等を散歩されるわんちゃんは 早めに予防されることをお勧めします。
(2010.3)

■小型犬の関節の病気■
最近、トイプードル等小型犬が増えてきています。 それに伴って骨折や関節の病気が 頻繁にみられるようになってきました。 ソファから飛び降りたフローリングで滑った等 といったことで起きることも多くあります。 室内環境を整えることで防げますので、 一工夫することが大事です。
(2010.1)

■猫の口内炎■
今回は猫に多い口内炎についてです。 食べ物を食べにくそうにしたり、食べる時に痛がったり あるいは口臭がする等といった症状があると口内炎の可能性があります。 口腔内の舌、歯肉、口腔粘膜等様々な場所で 炎症が起きることによって症状を示します。 原因はウイルスによるもの、栄養障害、腫瘍等があり、早めの対応が重要です。
(2009.10)

■胃拡張・捻転症候群■
突然、お腹が膨れて、吐く動作を繰り返す等の症状があると 胃拡張、胃捻転症候群の可能性があります。 胃が拡張し捻じれてしまう病気です。 捻じれ方によっては数時間で死亡してしまうこともあり 緊急を要する病気です。 特に大型犬がなりやすく、 大量に水を飲んだ後や食後に運動した後発生しやすい傾向にあります。 おかしいと思ったら早めに受診することが大切です。
(2009.7)

■マイクロチップ■
マイクロチップはご存知でしょうか。 直径2mm、長さ8~12mmの円筒形の電子標識器具のことです。 これを動物の体内に挿入して個体識別ができるようにします。 注射器のようなもので背中にいれるだけなので 時間もかからず簡単にできます。 マイクロチップは耐久性にすぐれていますので、 生涯確実な身分証明になります。 迷子のなったとき等はとても有用です。
(2009.3)

■陰睾■
チワワ、ミニチュアダックスフント、トイプードル等を 飼う人が増えています。 それに伴い無理な繁殖が行われるようにもなってきています。 そこで増えてきたのが遺伝性疾患です。 とくに多く見られるのが陰睾です。 睾丸が正常な位置に下りてこない状態を言います。 正常な場合に比べて腫瘍化しやすいので 早めの去勢手術が有効です。
(2009.1)

■乳歯遺残■
犬、猫は生後1ヶ月から1ヶ月半くらいで、乳歯が生え揃います。 そして3ヶ月くらいから乳歯が脱落して永久歯が徐々に出てきます。 7ヶ月齢くらいになっても乳歯が抜けず、 永久歯と一緒にある場合を乳歯遺残といいます。 乳歯が抜けて永久歯がでてくるのが正常ですが、乳歯が残っていると 永久歯は正常な位置に出てくることができません。 そのためかみ合わせが悪くなることがあります。 また歯石が付きやすくなります。 チワワ、ヨークシャテリア等の小型犬によくみられます。 全身麻酔での乳歯抜歯が必要となることがあります。
(2008.10)

■椎間板ヘルニア■
背中の椎骨と椎骨の間にある椎間板が 突き出たり等して神経を圧迫する病気です。 症状は急激なことが多く、 突然立てなくなった、背中を触ると痛がる、 後肢が麻痺してしまった等がみられます。 特にダックスフンドはこの病気の発生率が高いので注意が必要です。 予防は体重の増加を避ける、激しい運動は控える、 フローリングの床を避ける等があります。 発症するとお薬の治療、手術が必要なこともあります。
(2008.8)

■臍ヘルニア■
腹壁に穴が開いてそこから腹腔の内容物が 出てしまうことをいいます。いわゆるでべそです。 先天的なものと後天的なものがあります。 穴が小さく出てくる内容物が脂肪組織のみの場合は 特に処置が必要ないことが多いです。 穴が大きく腸管等が出てくる場合、 または出てくる恐れがある場合は 手術して整復する必要があります。
(2008.7)

■横隔膜ヘルニア■
横隔膜とは胸部と腹部を分けている膜をいいます。 そこに穴があいて腹部の臓器が胸部に移動してしまう事を 横隔膜ヘルニアといいます。原因は先天的なものと 外傷性(交通事故等の衝撃)によるものがあります。 先天的で症状がでてない場合は 治療が必要ないこともありますが、 多くの場合は呼吸困難等を伴う事がありますので 手術による整復が必要です。
(2008.6)

■副腎皮質機能低下症■
元気がなんとなくない、食事を残すことが多くなった、 体重が減ってきた、体温が低い等の症状がみられたら、 副腎皮質機能低下症の可能性があります。 場合によっては突然倒れることもあります。 治療が遅れると生命の危険があります。 副腎からのホルモンがでなくなってしまう病気です。 原因は自己免疫性の副腎の破壊によるものが多いですが、 はっきりしないこともあります。 治療は副腎皮質ホルモンを注射または内服薬で補います。
(2008.5)

■副腎皮質機能亢進症■
よく水を飲んで、よくおしっこをする。よく食べる。 お腹がふくれたきた、皮膚にはりがなく、乾燥して、薄くなってきた 等の症状があると 副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)の可能性があります。 副腎皮質ホルモンが過剰に出てしまう病気です。 原因は副腎の腫瘍 あるいは下垂体からの副腎皮質刺激ホルモンの過剰産生の どちらかであることが多いです。 上記のような症状がみられたら早めに受診することが大切です。 治療法は内服薬による治療もしくは手術による治療となります。
(2008.4)

■甲状腺機能低下症■
毛がよく抜ける、なんとなく元気がない、以前より寒がるようになった 等の症状がみられたら甲状腺機能低下症の可能性があります。 甲状腺のホルモンの分泌が低下してしまう病気です。 症状がはっきりしないので、発見が遅れることがあります。 治療は甲状腺ホルモン剤を飲ませます。 犬では甲状腺機能低下が多く、 猫では甲状腺機能亢進症が多くみられます。 好発犬種はゴールデンレトリバー、シバ、シベリアンハスキー等です。
(2008.3)

■甲状腺機能亢進症■
老齢の猫(10歳以上)が 食欲が増えたにもかかわらず、太らず痩せてきた、 活動的で、以前より攻撃的になった 等の症状がみられたら甲状腺機能亢進症かもしれません。 甲状腺は、新陳代謝の調節をする機能を持つホルモンを 分泌する器官で、そのホルモンが過剰に分泌してしまう病気です。 甲状腺の過形成や腺腫、癌等が原因であり、 それぞれ治療法も異なります。 上記のような症状がみられたら、早めの受診をお勧めします。
(2008.2)

■犬種■
日本で飼われている犬の種類は時代と共に移り変わってきています。 最近は10年ほど前に流行した大型犬 (シベリアンハスキー、ゴールデンレトリバー等)の数はめっきり減ってきました。 代わって ミニチュアダックス、チワワ、トイプードル、ジャックラッセルリア、 フレンチブルドック、ボストンテリア等が増えてきています。 犬種にはそれぞれ、性格やかかりやすい病気等 特徴があるので よく理解して飼うことが重要です。
(2008.1)

■ペットと気温■
現在犬はヨーロッパ原産が多いので比較的寒さには強いのですが、 室内飼いの犬たち(特にチワワ、ダックス等)は寒さに弱いことも多く、 冷えによる循環障害、心臓病の悪化、膀胱炎等を起こしやすいので、 お気をつけ下さい。 また猫も寒さによって、飲水量の低下が減って 膀胱炎、尿路結石等が起きやすいのでお気をつけ下さい。 (2007.12)

■猫の乳腺腫瘍■
今月は猫の乳腺にできる しこり 「乳腺腫瘍」です。 犬との大きな違いは、90%以上悪性であるということです。 犬ほど関連性は強くはありませんが、 早期に避妊手術を した場合としていない場合とでは 発生率は 約7倍 していない場合が高くなります。 進行すると乳腺全体に広がり、 肺に転移をして命を落とすことになります。 発生すると治療は困難な事が多いですが 早めの処置をすることが重要です。 (2007.10)

■犬の乳腺腫瘍■
今回は犬の乳腺腫瘍です。 (犬の乳腺にできるしこりです) 身体にあまり影響をおよぼさない良性のものが50%、 転移(ほかの臓器に病変をつくること)をする可能性がある 悪性のものが50%に分類されます。 乳腺腫瘍は 最初の発情の前に避妊手術をすると98%以上、 2回目の発情前でも90%以上 発生を抑えることが出来ます。 乳腺にしこりがみられたら早めに受診することが大切です。 (2007.8)

■腎不全■
腎不全とは、腎臓の機能が低下して、 身体の中の不要な老廃物や毒素が、排泄されなくなる状態です。 水を飲む量が増えて、痩せてくると腎不全の可能性があります。 進行すると食欲不振、嘔吐、貧血等がでてきます。 輸液療法、食事療法などの対症療法が中心となります。 病気が進行するほど治療も困難になりますので、 早期発見が大切です。 (2007.6)

■ノミについて■
ノミは「卵-幼虫-さなぎ-成虫」というライフサイクルをくり返します。 このサイクルが活発化するのに必要なのが温度と湿度です。 気温15℃/湿度60%を越えと活動が活発化し、 18~27℃/75~85%で最も活発になります。 成虫の寿命はだいたい3~4週間、 この間に一日平均4~20個の卵を生みます。 卵から幼虫になり7~10日で2回脱皮します。 さなぎで5~10日過ごし、成虫となります。 通常成虫の状態でいるのはノミ全体の約5%といわれています。 単純に考えてノミの成虫が5匹いれば、 全体では100匹いると考えられます。 早めの予防が重要になってきます。 (2007.4)

■狂犬病■
今回も引き続き 狂犬病について少し掘り下げます。 原因は狂犬病ウイルスです。 感染系路は、 ウイルスが唾液中に含まれるため、感染した犬が噛むことによって 傷口からウイルスが侵入することによります。 ウイルスが侵入してから発病するまでは10日から数ヶ月です。 犬の場合の症状は最初高熱が続き その後動きがおかしくなり、 ちょとしたことに驚いたり不安興奮状態になります。 次第に吠えまわったり、なんにでも噛みつこうとするようになります。 また、喉が麻痺して食べたり飲んだりできなくなります。 やがて全身麻痺し、昏睡し死亡します。 発症するとほぼ100%死亡してしまいます。 有効な治療法はありませんので、予防接種は忘れないで下さい。 (2007.2)

■2007■
新年あけましておめでとうございます。 今年も元気過ごせて、 良いことが起こる事をお祈り申しあげます。 昨年は1957以来年国内で発生のなかった 狂犬病による人の死亡がありました。 感染源はフィリピンで犬に咬まれたことによるものでした。 狂犬病は中国や韓国等多くの国で発生がみられます。 いつ日本に侵入してもおかしくない状況です。 日本では生後3ヶ月令以上の犬には 狂犬病予防接種が義務づけられています。 狂犬病予防接種を受けていないで人を咬むと 狂犬病にかかっていないことを証明する鑑定が必要となったり、 咬まれた人とのトラブルになったりすることがあります。 最近は接種率が下降傾向にありますので皆様忘れずに接種しましょう。 (2007.1)

■去勢手術■
去勢手術とはオスの睾丸を取ってしまう手術のことです。 そうすることでメスを妊娠させることができなくなります。 睾丸はホルモンをだす器官ですので、 それに関係している病気の発生を防ぐことができます。 (会陰ヘルニア、肛門周囲腺種等) また、性格が穏やかになることが多いです。 特に6ヶ月齢くらいまでに手術を行うと 脚をあげての排尿やマーキング行動が減ります。 また潜在睾丸(睾丸が下まで降りていない状態)の場合は 腫瘍化しやすいので、早めの去勢手術をしたほうがよいでしょう。 メス同様手術をすると肥満になりやすくなります。 統計的には寿命は長くなります。 (2006.12)

■避妊手術■
避妊手術を行うと妊娠しなくなり、発情しなくなります。 犬においては発情中の出血がなくなりますので、 管理がしやすくなります。 猫においても鳴き声がかなり少なくなります。 また若いとき(特に最初の発情前)に手術を行うと、 卵巣・子宮に関する病気にかかる可能性が低くなります。 統計的には避妊手術をしたほうが長生きです。 また、避妊手術後は肥満傾向になることがあるので注意が必要です。 個々によって違いがありますので手術について詳しくはご相談ください。 (2006.11)

■糖尿病■
最近、ヒトでは生活習慣病とよばれる病気が増えてきていますが、 犬や猫たちにも同じような病気が起きてきています。 その中のひとつが糖尿病です。 糖尿病は、血糖調節作用のあるすい臓から出るインシュリンの 作用不足による病気です。 水を多く飲むようになり尿量が増え、 食欲が増えたにもかかわらず痩せてきます。 対策としては肥満にならないようにする食事管理が重要となります。 特に猫では、置き餌よる食事回数の多さが原因になることがあるので、 食事回数の制限が必要になります。 (2006.10)

■膝蓋骨脱臼■
まだ暑さが残っていますが、 少しずつ秋が感じられるようになってきました。 散歩中に突然足をあげたりすることがありませんか? その原因のひとつに膝蓋骨脱臼があります。 膝蓋骨とは後足の関節にある骨で、膝のお皿の事です。 膝蓋骨脱臼とは膝蓋骨が常時正常な位置にない、 あるいはたまにはずれる状態をいいます。 多くは先天的なもので、 痛みや症状によっては処置が必要ありませんが、 程度がひどくなると手術が必要になります。 ヨークシャテリア、ポメラニアン、マルチーズ等の 小型犬種に多い病気です。 (2006.9)

■僧房弁閉鎖不全症■
暑くなってきました。本格的な夏は目前です。 この時期に悪化しやすい病気として、 僧房弁閉鎖不全症という病気があります。 この病気は、心臓の中の血液の逆流を防ぐ弁(僧房弁)が しっかり閉まらなくなり、血液が逆流することで起こります。 このため、心臓は十分量の血液を全身に送ろうとより強く収縮し、 次第に肥大していきます。 それに伴い咳がでたり、運動をいやがるような症状が現れます。 この病気には、心臓を楽にするお薬が欠かせません。 かかりやすい犬種は最も多いのがキャバリアです。 小型犬が多く、ポメラニアン、マルチーズ、ヨークシャテリア 等に多くみられます。 (2006.7)

■マイクロバブル温浴■
じめじめと過ごしにくい日が続いています。 この時期は、動物たちの皮膚免疫が下がり、 皮膚病が発生しやすい季節です。 そんな皮膚トラブルを解決するため、マイクロバブル温浴を導入しました。 マイクロバブルは、20μm以下の超微小気泡のことで、 この気泡のお風呂によって、毛穴の中まで殺菌・洗浄することが出来ます。 シャンプーなど、アレルゲンになり得るものを一切使わず、 皮膚に対する刺激がまったくないのが特徴です。 人用に開発されたマイクロバブルですが、 スパ業界・福祉業界でも注目されています。 皮膚のトラブルでお悩みのわんちゃん、是非一度お試しください。 詳しくは、当院までお尋ね下さい。 (2006.6)

■狂犬病■
狂犬病予防注射の季節がやってきました。 狂犬病はウィルスによっておきる病気で、 発病すると100%死亡してしまいます。 また、犬だけでなく、 ほぼすべての哺乳類に感染する恐ろしい病気です。 現在、日本では発生がありませんが、 諸外国では珍しい病気ではありません。 日本では、3ヶ月齢以上の犬に 年一回の予防注射を義務付けています。 体調などによっては注射を免除することも出来ます。 ご相談ください。 (2006.4)

■歯周病■
今月は歯周病についてです。 歯周病とは歯を支える組織の病気のことで、 歯肉(歯ぐき)・歯槽骨・エナメル質等に炎症が起きることをいいます。 人間の歯槽膿漏のようなものです。 一般的に人間の虫歯に相当するものは犬と猫には少ないです。 原因は食べ物と細菌が歯の表面に付着し、 それが固まりとなって歯垢となります。 歯垢を放置すると唾液中のカルシウム等が沈着し、歯石を形成します。 そして炎症を引き起こします。 次第に進行し、歯の根元まで進行すると歯は抜けていきます。 また歯周病を放置しておくと内臓の疾患の原因になることもあります。 対策は歯磨き、歯垢をつきにくくするガム等を与えること、 やわらかい食事ばかりでなく硬いものも与えることがあげられます。 また、歯垢を付きにくくする薬品等もあります。 いったん歯石がしっかりついてしまうと 全身麻酔をしてのスケーリングが必要となります。 詳しくはご相談ください。 (2006.2)

■膀胱炎■
寒さが続いています。この季節に発生しやすい病気は膀胱炎です。 寒いので飲水量が減ったり、 排尿を我慢したりすることによってなることがあります。 尿に血が混じったり、尿の回数が増えると膀胱炎の疑いがあります。 この症状が見られたら早めに御来院ください。 対策は水を飲む量を意識して増やしたり、 また冷えないように気をつけることです。 特に室内飼いの雄猫は膀胱炎から尿道結石になり、 結石が尿道に詰まりやすいので注意が必要です。 (2006.1)

■フィラリア症■
日中は暖かいと思っても 朝晩は寒さを感じる季節になってきました。 もうフィラリアの予防は大丈夫だと思っていませんか。 まだ予防薬は必要です。 フィラリア症の予防は蚊がいなくなってから1ヶ月後までです。 フィラリア予防の薬は予防の薬といってもフィラリアを殺す薬です。 その薬はフィラリアが犬の体内に入ってから1ヶ月経ったフィラリアを 殺す薬なのです。 したがって 11月に飲ませる薬は10月に感染したフィラリアを殺す薬なのです。 この時期の予防は大切なので忘れずに薬を飲ませましょう。 (2005.11)

■肥満■
暑さも和らぎかなり涼しくなり動物たちにとっても 過ごしやすい季節になってきました。 夏場落ちていた食欲も回復してきていると思います。  そこで気をつけなくてはいけないのが肥満です。 肥満は簡単に言ってしまうと、摂取カロリーが消費カロリーをうわまわることによっておきます。 肥満になると様々な病気にかかる確率が高まります。  特に代表的なものをあげると 糖尿病、骨や筋肉に関わる病気(関節炎等)、心臓血管系の病気、腫瘍等です。 肥満であるかどうかは ・背中が広がってみえる ・胸を触ったときに肋骨が触れない ・おなかがたれている等 があれば要注意です。 対策として、食事の量、質が適切であるかどうか またおやつ等をあげすぎていないか、運動量が適切がどうかを判断します。 また、病気によって肥満になることもあるので、早めに診察をお勧めします。 (2005.10)

■皮膚病■
梅雨が明け本格的な夏の季節がやってきました。 今月は、この時期に多発する皮膚病の対策についてです。 犬種や環境によりますが、暑くなると抜け毛の量が増えてくるので、 ブラッシングをしてすっきりさせましょう。 皮膚の表面にはもともといろいろな細菌がいます。 その細菌は適度な温度・湿度で増えてきます。 長毛種や毛の長い犬は短くカットすると通気性が良くなります。 また、全体をカットしなくても 足裏やおなかの毛を短くするだけでも効果的です。 皮膚がべたべたしていたり、フケが多いようだと シャンプーの回数を増やしてみてもよいでしょう。 かゆみや、湿疹等が見られる場合は早めにご来院下さい。 (2005.8)

■熱中症■
この季節特に気をつけなければならないのが、熱中症です。 朝あまり暑くないと思っていても、 日中急に気温が上昇することがあります 動物だけで留守番をさせるときは、十分に注意しましょう。 フレンチブルドック・ボストンテリア・パグ等の短頭種、 肥満犬・暑さに弱い北方犬種・高齢の動物・心臓の悪い動物 は特に気をつけましょう。 また、多湿によって、外耳炎や皮膚病もおきやすいので、 おかしいかなと思ったら、早めにご来院ください。 (2005.7)

■フィラリア症とは?■
フィラリア症とは蚊が運ぶ心臓に寄生する寄生虫です。 フィラリアをもった蚊が犬を刺すとフィラリアに感染します。 感染すると様々な症状を示します。 咳をしたり、血液の流れを悪くしたりするので、 肝臓や腎臓が悪くなったりします。 また、突然死の恐れもあります。 毎月一回の薬で予防できますので、 蚊がいなくなって一ヵ月後の11月の下旬くらいまで お薬を飲ませましょう。 (2005.6)

フィラリアとは

犬の心臓から肺の血管に寄生する長さ17~23センチの虫の名前です。 フィラリアはここで生まれます。

この頃は、まだ目に見えないくらい小さいのでミクロフィラリアと呼ばれ、 毛細血管の中を自由に通過し、血流に乗って全身を泳ぎまわります。 このミクロフィラリアは犬の体の中ではこれ以上成長せず、 蚊が血を吸う時に一緒に蚊の中に入りそこで幼虫にまで成長します。

その後この蚊が再び犬を吸血するときに犬の体に侵入するのです。 犬の皮膚の下に潜り込んだ幼虫は筋肉や皮膚の中を成長しながら移動し、 血管に入り血流に乗って心臓を目指します。 2~4ヶ月で心臓に達した虫はおよそ2cmの大きさにまで成長しています。

その後心臓の中でさらに成長し成虫となったフィラリアはすでに長さ約20センチと大きく、 心臓から肺の太い血管の中をうろうろしています。これが犬フィラリア症の原因です。


フィラリア症とはフィラリアが寄生することで起こる一連の症状を言いますが、 もっとも恐ろしいのは、大動脈症候群(ベナケバシンドローム)です。 これは、心臓の中の部屋を分けている弁に絡まってしまうことで起こり、 呼吸困難・突然死を引き起こします。

そのほか慢性的にフィラリアが寄生していることによって肺高血圧となり、 腹水・呼吸不全・心不全などのさまざまな症状を引き起こします。 いずれも、症状が出てしまうと完治することが難しく致死的な状態を引き起こしてしまいます。


ここで大切なのがフィラリア症予防薬です。 皆さんが毎年行っているフィラリアのお薬とは、実はミクロフィラリアの駆虫薬なのです。 フィラリア症を引き起こすフィラリアの成虫を体から取り除く方法は、大きく分けて二つあります。 ひとつは内科療法で、成虫駆虫薬。 これは成虫を殺すことのできるお薬ですが、非常に副作用も強く、 多くのフィラリア症を抱えた老犬には厳しい治療になってしまうことも少なくありません。 もうひとつは外科的に首の血管から心臓へ器具を挿入し、直接取り除く方法。 しかしこの方法は虫が残ってしまうため、内科療法との併用が必要になってしまいます。 このように成虫を取り除くことは非常に難しいため、 副作用の少ない薬で心臓に達する前のミクロフィラリアを駆虫し フィラリア症を予防しているのです。

大切なことは
・フィラリアは犬から犬へと感染することはなく、必ず蚊を介して感染する。
・フィラリア症は重篤かつ急性の疾患であり致死的であること。
・フィラリアの薬とはミクロフィラリアの駆虫薬であり、蚊がいなくなってから一ヶ月後の予防薬まで確実に飲ませなければフィラリア症は予防できない。

ワクチンについて

■ワクチンとは?■
ワクチンは簡単に言うと、軽く病気にかけて体内に抗体(病気に対する抵抗力)を作り 外からくる強い病原体に対して抵抗力をつけるものです。

■サムペットクリニックのワクチンプログラム■
当院では犬種/猫種/年齢/環境等に応じて、 個々に必要なワクチンワクチンをお勧めしています。 一律に全員に同じワクチンを接種することはしていません。 また、接種間隔も一般的には年1回と言われていますが、 状況に応じて数年間隔で接種する事をお勧めしています。

■ワクチン接種時の注意■
・元気がなかったり、調子が悪い時は接種はしない事。
・病気の治療中(皮膚病・外耳炎・下痢等)は接種はしない事。
■ワクチン接種後の注意■
・接種当日は激しい運動を避ける事。
・変化がないかどうか(痛み・腫れ・発熱・元気消失等)、十分に観察する事。
・シャンプー等、ストレスのかかるような事は数日間行わない事。

手作りごはん<一般成犬用>

※ご注意
手作りごはんは当院ホームページ開設当初のコンテンツで、現在は担当者もおりません。その為、情報の更新もしていませんが、参考のため掲載を残しております。掲載の情報についてのお問い合わせにもお答えできません。詳しくはかかりつけの病院にてお問い合わせください。


全体の 60~70%は動物性食品(肉類・魚類)とし30~40%が野菜、穀類は消化しにくいので10%以下にしましょう。肉類の種類や部位によっては脂質(油)を加えます。

ただし、1日もしくは2~3日のメニューを考えて全体としてバランスが取れていれば良いのであって、毎食きっちり測らなければいけないと言うほど厳密なものではないのです。

食事の量については、以下の表を目安とし犬種・性別・活動量に応じた個々の栄養要求量を考慮に入れ、便の状態や食欲・体重を見ながら時間をかけて調節します。市販のフードから手作り食に変える時に下痢が起こることがあります。これは、腸内環境の変化による一時的なもので、多くは心配する必要はありません。

一日量目安 体重(kg) ~5 ~10 ~15 ~20
肉(g) 70~100 100~150 200~300 300~400
レシピ 01 レシピ 02
あじ:刺身用1尾
にんじん/大根/ブロッコリー:ゆでて刻む
牛:片ブロック生
脂の乗り具合でエゴマ油などを載せる
カリフラワー/きゅうり/キャベツ:生刻む
レシピ 03 レシピ 04
とり:手羽元(生)
スプラウト/にんじん/米:
米は5~7分かゆ程度
ぶた肉:モツをゆでたもの
にんじん/ブロッコリー/米

サプリメントについて

・カルシウム
 卵の殻を乾かして粉にすることで、手軽なサプリメントとして使えます。

・ビタミンC・E
 抗酸化物として週一回はサプリメントから摂取することが大切です。

・ミネラル
 昆布などの海草に多く含まれます。

手作りごはん<一般成猫用>

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動物性食品の割合は70~90%と多く、10~30%が野菜、穀類は5%以下にしましょう。

野菜や穀物は、フードプロセッサーなどで細かくするとより消化しやすく口当たりも良いので食べやすいようです。また、猫は体内で合成出来ないビタミン群があるため、サプリメントでの補給が大切です。

猫は、犬に比べて食事に対するこだわりが強く、手作り食へ移行するには根気が必要です。猫は味覚が繊細でこだわりがあるため、初めはキャットフードとの混合ご飯から始めてみるとうまくいくことがあります。

量は、体重5kgで100~150gの動物性食品が目安です。

レシピ 01 レシピ 02
あじ:刺身用半身
ブロッコリー/スプラウト:生刻む
牛:肩ブロック生、牛脂と混合
アスパラ/人参:ゆでて刻む
レシピ 03 レシピ 04
とり:手羽元(生)
ブロッコリー:ゆでて刻む キャベツ:生刻む
ぶた肉:モツをゆでたもの
ブロッコリー:ゆでて刻む
米:5分かゆ程度をジューサーにかけたもの


サプリメントについて

・脂質
 猫にとって必要な栄養源のひとつです。
 肉などはすこし脂肪の豊富な部位を選ぶようにします。
 また、シソ油・エゴマ油・コーン油などの植物性油も小さじ一杯程度あたえましょう。

・ビタミンC・E
 抗酸化物として週一回はサプリメントから摂取することが大切です。
 特に、魚を与える場合には必ず添加します。

・タウリン
 猫が合成出来ないアミノ酸で、必ず食事から補う必要があります。
 タウリンは肉類・魚類に多く含まれていますが、
 熱に弱く加熱調理で失われてしまいます。
 火を通した食事を与える場合には一日25~50mg程度添加します。

手作りごはん<腎臓疾患用 腎不全>

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15歳を超えた犬・猫の実に10%以上がこの疾患を抱えていると言われています。慢性に経過した腎臓病の多くは、緩やかな症状の進行ゆえに発見が遅くなる傾向があり、深刻な状態で来院するケースが目立ちます。

腎臓細胞は一度破壊されると二度と再生しないため、治療の目標は、正常な腎細胞の維持になります。腎機能を維持するための薬は残念ながら存在しません。よって、治療は腎臓の負担を軽減する為の対症療法になってくるのですが、もっとも効果的な方法は食事です。腎疾患を抱える犬・猫の食事については、いくつかのポイントがあります。

1. リンの制限
リンには腎毒性があり、リン酸結晶が形成されることで腎組織にダメージを与えます。慢性腎不全で起こってくる高窒素血症の状態では、高リン酸血症になりやすいため、病状に応じたリンの制限が必要です。

2. たんぱく質の選択と制限
たんぱく質の中には、腎臓で排泄しなければならない窒素を含んでいます。当然、腎機能の低下した状態では窒素は排泄できずに体内に毒素として留まってしまいます。よって、窒素の含有量が少ないたんぱく質が理想です。たんぱく質には、動物性と植物性の2種類が有り、植物性たんぱく質は、窒素の含有量が少ないのですがアミノ酸などのいわゆる栄養も足りないため、両方をうまく組み合わせることが大切です。

3. 塩分制限
血圧の上昇は、腎臓への血流量を上昇させることで腎障害を悪化させる要因となります。食事中のナトリウム(塩分)を制限することは血圧を正常に保つ為には必要不可欠です。市販のドックフードやキャットフードは嗜好性を上げるために塩分を多く含む傾向があり、ナトリウム制限には不向きな食事と言えます。

これらのポイントをふまえ、ひとつのレシピをご紹介します。

犬(体重5kgで日に2回食の場合) 猫(体重4kgで日に2回食の場合)
牛赤身70g・ゆで卵半個・野菜30g 牛赤身50g・ゆで卵1/4個・野菜10g


牛赤身
ウサギ肉などと比較して牛肉や鶏肉はリンの少ない肉類です。レバーなど、部位によってはリンの多い所もあるので、要注意です。
ゆで卵
卵にはリンが多く含まれて居ますが、良質のたんぱく質を含むため、必要に応じて使います。
野菜
ゆでて刻んであります。今回は、大根・人参・蓮根・小松菜・しいたけを刻んで茹でたものを使いましたが、物によっては、生でも大丈夫です。きゅうりなど、利尿効果のあるウリ科の野菜も腎臓には適している野菜です。

カルシウム
カルシウムとリンは体内でバランスを取って存在しています。リンを制限すると共に、適度にカルシウムを摂取しましょう。今回は、卵の殻を乾燥して粉にしてふりかけています。

ビタミン
慢性腎不全の場合、腸からのビタミン・ミネラルの吸収が阻害されると共に、尿中への排泄が増加するため、いくつかのビタミンが不足しがちになります。食事には、ビタミンE・C・B・Kを積極的に摂取し、ビタミンDの過剰摂取は腎臓に負担をかけるため、避けます。今回は、脂肪酸とビタミンEのサプリメントを使用しました。



※写真は院内の猫・犬用に作ったものです。量や食材の大きさは個々の状態に合わせて変えてください。病気療法のための食事や体重管理メニューが必要となる場合もありますので、詳しくはかかりつけの病院までお尋ね下さい。


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